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多魚種済々ー遠投かご釣りー

[2026.03.03]

新長崎漁港

2月の初旬、ある魚を仕留めるために、私は新長崎漁港の湾口部の堤防に立ちました。つい1週間ほど前の夕まずめ、まあまあの抵抗をみせる魚をかけたのですが、浮かせる直前に針が外れて逃走を許してしまったためです。その魚、あるいは仲間がきっと来るはず、と私は踏んでいました。希望的な根拠??というわけです。釣り方は現在、特訓中の“遠投かご釣り”です。

 

13時頃から釣り開始。LUCKY LAKER で測定した水深は14-15mで、表面海水温度は15.6℃でした。2時間ほどは何も当たらず。もっとも、沈まぬ浮きには慣れました。15時30分頃にぶらりと30台とおぼしき男の人がやってきて、堤防の外向き、テトラ帯に消えていきました。装備から察して、ふかせ釣りの方です。16時頃から時々、浮きが沈みしたが、いずれも手のひらサイズの真鯛であり、速攻でお帰り頂きました。小鯛とはいえ鯛なので、底付近を泳いでいるはずであり、棚(針から浮きまでの距離)は合っている、と考えました。

 

17時に針サイズをチヌ針3号から5号へ変更。勝負の夕まずめが近づいてきたため、前回の失敗を繰り返さないように、魚の口にがっちり針をかける目的です。18時前に先ほどの男性が降りてきて、目測40Cmオーバーのメジナ(グレ、クロ)をぶらさげています。魚は季節で味変しますが、寒メジナは極めて美味です。堤防のへりで鱗を落とし、その後をきれいに洗い流して、さっそうと彼は帰って行きました。狙った短い時間帯に、狙った魚を釣る、まるでスナイパーのような人でした。なかなか私には真似ができない所業です。

 

私も諦めるわけにはいきません。光と闇が交錯し、徐々に闇がその勢いを増してくる頃合いでした。躊躇なく浮きが沈み、続いて道糸が走り出します。やはり来ました。前回と同程度の手応えです。干潮で海面まで遠く、タモ入れに苦労しましたが、美形の真鯛・42 Cm(図1)。針掛かりは皮1枚で、危ない処でした。短気を起こして、ぶり上げなどせずに、よかったです。

図1:真鯛42Cm

 

西海市寄船

寄船は西彼杵半島の最北端に位置する漁港です。投げ釣りの好ポイントですが、根が荒く、仕掛けのロストが多くなるため、ここ暫くはご無沙汰しました。寄船での投げ釣りで釣れる魚はイラ、コロダイ、マダイ、チヌ、ヘダイです。大型も稀ではなく、私は70Cm前後の真鯛、コロダイ、50Cmを超すチヌを釣った経験があります。

 

2月中旬、かご釣りならストレスが少なく釣れるだろうという目論見があり、13時に到着。すでに先端に4人の家族連れの方がいたため、ひとつ下がった角で釣ることにしました。水深は左手の根が荒い方向が10m、右手の砂地の方向が16m、表面海水温度は16.1℃でした。家族連れの邪魔にならないように水深が深い方向を攻めることにしました。中層から下層までひととおり探りましたが、例によっての沈まぬの浮き。なぜか、さだまさしの無縁坂の歌詞が浮かんでしまいました。家族連れの人々は快調に外向きでバリ(アイゴ)、25Cm前後のメジナ、港内で小鯵、アラカブなどを快調に釣り上げています。一言、羨ましい、です。

 

16時30分頃に先端が空いたため、釣座を移動。浅場を攻めることにしましたが、状況は不変。神様、なぜ私の浮きはいつも堂々と浮かんでいるのでしょうか?それは、浮きだからです、と天の声。暮れなずむ頃合い、多数のアジの群れが港内に入ってくる光景を目撃。すっかり弱気になった私はもう1本の竿で、さびき釣りを開始。2回なげて、20Cm前後のアジを2匹確保。ふと沖合を見ると浮かんでいるはずの浮きが消滅しています。魚はいつも私の油断を突いてきます。おりゃ、と合わせを入れましたが、すでに魚は岩陰にお隠れになっていて、無理に引っ張ると針だけが返ってきました。これは真剣に釣らなきゃいかん、というわけで、さびき釣りを中止。時刻は19時30分、左45度の根際でアラカブを確保。20Cmほどでした。引き続き浮きがドーンを入って、上がってきた魚はアコウ(キジハタ):33Cmでした。ここだけの話ですが、アコウは超高級魚をとされています。よって、ばんざーい、です。その後、子アラカブを1匹。放流サイズでしたが、針を飲み込んでいたため、キープすることにしました。先の1匹と合わせて、美味しいみそ汁になってくれるでしょう。図2はアコウとアラカブの集合写真です。

図2:アコウとアラカブ

 

 

根魚は嬉しいのですが、狙いの魚とは異なるため、たなを2mあげて、浮きから針までを8mとしました。ふとみるとバケツの底で、2匹のアジがじっとしています。たぶん酸素が薄くなってきたため、無駄な労力を避けようとしているのでしょう。1匹と眼が合って、急にかわいそうになってきました。仏の邪心を起こした私は、2匹を海に返しました。御利益の魚が釣れることを願って。潮は下げ潮に変わり、浮きが速すぎず、遅すぎずで、左に流れていきます。経験的に釣れそうな流れです。そこら辺りで入ってほしいな、と思っていたら、本当に浮きが入って、なかなかの手応えで、チヌ・42 Cm。やせていましたが、寒チヌを食べたいと年頭から思っていたので、念願のチヌでした。これは時合いかも、というわけで、さっそく投げ直し。すると同じ場所で、浮きが入り、先ほどよりも強い引きです。チヌならでかい、と確信しましたが、あがってきた魚は真鯛:49Cm。青の輝点が美しく、頭でっかちで、体高のあるいい魚でした。また投げると先ほどよりやや遠めに流れた処で、チヌ:33Cm。まだまだ釣れそうでしたが、食べきれなくなるため、23時で終了としました。図3は真鯛とチヌの集合写真です。

図3:マダイとチヌ

 

 

翌日、図4は真鯛とアコウの刺身です。白い方がアコウで、絶品でした。ハタ系は鍋と思いこんでいた私が愚かでした。脂の乗りこそ乏しかったのですが、鯛も1週間前と同様にねっとりした食感で、味わいも深くて、絶品でした。刺身を脂の乗りや、甘みで評価する向きがありますが、そんなものがなくても美味しい刺身はおいしいのです。

図4:アコウと真鯛の刺身

 

池島

2月下旬は池島を選択しました。より沖合なので、でかい真鯛が釣れるかも、と思ったためです。水深は右45度が14m、左45度が10mで、表面海水温度は16.3度でした。今年の冬の海水温は昨年よりかなり暖かいです。日没すぐにイサキ:33Cm。今日はイサキ祭りかもとの期待は裏切られ、朝までに25Cmの真鯛のみ。夜明けすぐにイサキ:28Cmが釣れてくれました。上手な人でしたら、イサキは10尾以上は堅かったかもしれません。図5は自宅で撮ったイサキの写真です。反省点は、底狙いにこだわりすぎたことです。かご釣りはタナを変更する根拠、そのタイミングが難しいです。イサキは皮焼きで、goodでした。

図5:冬のイサキ

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