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晩秋のコロダイー崎戸の小波止にてー

[2025.11.24]

11月下旬、診療が終了すると即座に帰宅した私は、おにぎり2個を口腔内に放り込み、向かった先は恒例の崎戸本郷。初夏から晩秋にかけて、この海峡筋はコロダイの回遊が確実にあり、9月以降は必ず1-3枚のコロダイを確保していました。今回はいつもの護岸ではなく、小さな波止をたたかいの場所と定めました。その理由は護岸ではフグとのたたかいが熾烈を極め、餌を付け替えては投げ返す間隔が短かすぎて、超忙しすぎるためです。小波止では過去に70Cmのコロダイを釣った経験があるため、この場所に運を託すことにしました。

 

20時30分から釣り開始。20分ほどして最初に投げ込んだ仕掛けを回収すると岩虫がまるまる残っています。2本めのそれは餌が半分だけ齧られていて、ネンブツダイの仕業が疑われました。3本めもまた、異常なし、でした。私が魚でしたら、何の躊躇もなく丸呑みするであろう、ぷりぷりの岩虫なのに。フグ人口は激減しましたが、全体的な魚人口もまた少ないのではないか、と不安がよぎります。ようやく1時間ほど経過した処で、ヘダイ:33Cm。ほっとするにはやや小さい魚。30分ほどして、竿先がゆらゆらと変な揺れ方をして、通常サイズのわたり蟹があがってきました。おいしい味噌汁ができそうです。いい出汁になってね、とささやいて、クーラーに幽閉しました。23時ころに左45度に遠投していた竿の道糸が走り、確かな手ごたえを感じながら巻いていると、何と真ん中の竿の道糸も走っているではありませんか。ヘダイ:38Cmを堤防上にぶり上げて、真ん中の竿を手に取りましたが、すでに魚は遁走していました。惜しいことをしました、と残念がっていると、ふたたび左45度の道糸が引きだされ、同サイズのヘダイ。今夜はヘダイ祭りや、というわけで、あと2匹、ヘダイを釣ったら、帰ろうと心に決めました。

 

それまで魚との交信が一切ない右20度方向を私は本命のポイントと考えていました。なぜなら堤防の右側には平坦な瀬(岩)が海中に広く張り出しており、砂地と瀬の境界こそが魚が捕食する絶好の場所のはずだからです。信じて待つことさらに1時間、午前0時を廻ったころでした。ドラグを緩めることを忘れていたその右側の竿が海中に引きずりこまれそうになり、慌てて合わせを入れると力強い反応。この魚は絶対に逃したくない、と3回ほど追い合わせ決めて、直下に浮いてきた魚は見慣れた容姿、コロダイでした(図1)。計測すると身長:63Cm、体重:2.97 Kgでした。なかなか60Cmの壁を越えられない今年でしたので、超うれしい魚となりました。締め、と脱血も完璧にできて、おいしく食べられそうです。朝まで釣るとまだでかい魚が来そうでしたが、食べきれないので、撤収を決意。片づけているとまたヘダイが来て、これも左45度の方向でした。

図1:コロダイ 63Cm

 

海水温はまだ暖かく、12月中旬頃までは夜の投げ釣りが愉しめそうです。初日の夕食はコロダイ、ヘダイ、および時津の漁協直売所で購入したヒラスの握りずしとコロダイのから揚げ、舌がとろけました(図2)。

図2:家庭寿司

 

 

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