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夏風邪について

[2019.08.13]

“夏って、意外と風邪の患者さんが多いな”開院してひと月あまり経ち、気づいたことのひとつです。発熱、のどの痛み、鼻汁、咳などが主な風邪の症状です。下痢や腹痛を伴うこともあります。冬風邪の代表的な原因ウイルスはライノウイルスですが、夏風邪はエンテロウイルス感染が原因となることが多く、夏季を中心に5月から10月にかけて流行します。今年、大流行している手足口病もエンテロウイルス感染症です。

 

夏風邪の予防はどんなものがあるでしょうか?ひとつは調理や食事前の手洗いが重要です。なぜなら、エンテロウイルスは感染者の気道分泌物(唾液、鼻汁など)や糞便への直接的な接触により、感染が伝搬するからです。また、一般的なことですが、十分な睡眠、飲水、十分な食事、および体を冷やしすぎないなどの注意が必要でしょう。

 

夏風邪は1週間以内に自然と治癒します。ウイルス感染が主体ですので、抗生物質は無効であり、投与の必要性はありません。のどの痛みや発熱に対するアセトアミノフェノン(コカール、カロナールなど)の投与、および脱水が高度な人には輸液を行う、などが主な治療です。

一方、発熱が長引く場合は肺炎などの細菌感染症の合併を考える必要がありますし、長引く咳はマイコプラズマなどの非定型肺炎や気管支喘息も考える必要があります。また、稀ではありますが、エンテロウイルスのうちコクサッキーウイルスやエコーウイルスは心筋に親和性があるため、風邪の症状に続いて息切れ、呼吸困難、失神などが出現した際は、急性心筋炎が疑われるため、注意が必要です。

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