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心筋梗塞の症状

胸痛、胸部絞扼感、胸部圧迫感、および呼吸困難などが心筋梗塞の代表的な症状です。痛みが上肢や下顎に放散することもあります。長崎みなとメディカルセンタでの検討では、心筋梗塞の発症前24時間以内に短時間の胸痛を自覚した頻度は30%でした。

 

重要なことは消化器疾患と類似した症状、すなわち心窩部痛、嘔気、嘔吐などが初発症状であることもあります。特に下壁の心筋梗塞で上部消化管疾患類似の症状が多いので、注意が必要です。

 

もうひとつ重要なことは、表に示したように、年齢が高くなってくると胸痛などの典型的な症状を訴える頻度は減少し、失神または意識障害で発症する頻度が増えてきます(85y以上では37%です)。

 

一方、心筋梗塞では頻度の低い胸痛の特徴としては、1.鋭い刺すような痛み;2.体位の変換(腰をまげるなど)に伴う痛み; 3.息を吸った時に強くなる痛みなどです。

 

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