診療の目標と内容
私たちの目標は心臓病、血管病の発症の予防および再発の予防です。そのために、患者さん、御家族、介護施設、訪問看護センター、および基幹病院と密接に連携しながら、科学的なエビデンスと経験に裏うちされ、かつ個々の患者さんの病態に即した最善の医療を行うことを約束します。具体的には下記の項目を実行します。
- リスクファクター(糖尿病、高血圧、高コレステロール血症など)に対する適切な管理と治療を行います。
- 危険なサインを見逃しません。心筋梗塞、心不全、大動脈解離、および肺塞栓症の早期発見を心がけます。
- 睡眠時無呼吸の積極的な診断を行います。睡眠時無呼吸は動脈硬化の危険因子であり、かつ、生命予後にも関わる病気ですが、気づかれにくい病気のひとつです。
- バランスされた外来診療と訪問診療を行います。特に通院困難な心不全患者さんに対しては、ケア・マネージャーおよび看護師と密接に連携しながら、訪問診療を行います。
- 一般の方にも知って頂きたいタイムリーな医学情報を提供します。
- 院内で定期的に心肺蘇生法(特に心マッサージの行い方とAEDの使用法など)の講習を行います。