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血糖値と糖尿病

血糖値について:ブドウ糖は生命活動を行う上での最も重要なエネルギー源です。例えば脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖です。血液中のブドウ糖の値が血糖値です。インスリンは細胞にブドウ糖の取り込みを促す働きがあるホルモンで、血糖値の変動と密接に関係しています。インスリンの分泌が低下している場合、細胞レベルでインスリンの効果が減弱している場合(インスリン抵抗性といいます)、あるいはその両者を認める場合に糖尿病を発症するリスクが高くなります。正常範囲の空腹時血糖値は70 ~ 109 mg/dLで、食後の正常範囲の血糖値は概ね140 mg/dL未満と考えられています。

 

糖尿病の診断:空腹時血糖値:126 mg/L以上、随時血糖値:200 mg/dL以上、75g経口糖負荷試験での2時間後の血糖値:200 mg/dL以上、ヘモグロビンA1C(HbA1c:過去1 ~ 2か月の血糖値を反映しています):6.5%以上のいずれかを満たせば、糖尿病型と判定されます。血糖値とHbA1Cがともに異常であれば、初回の検査で糖尿病と診断されます。血糖値あるいはHbA1Cのいずれかが異常であった場合は、1月以内に再検査し、その結果により、糖尿病、または糖尿病の疑い、と診断されます。診断の流れに関しては糖尿病学会のフローチャートを示しましたので、御参考にして下さい。

 

 

 

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