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春のチヌ釣り

[2024.04.24]

2024年になってから、逸る気持ちに水を差すかのようにぽつぽつとしか釣りに行けませんでした。寒さの問題とは別に釣りの予定を立てるたびに、雨天、風速10m以上の危険な強風によって、行く手を阻まれていたのです。そんな中でも夜釣り部門では2月中旬20時のチヌ42Cm(写真1)、3月中旬18時30分のマダイ42Cm(写真2)と辛うじて結果を残してきました。ともに大島護岸での夕まずめの釣果で、本格的な闇になるとエサは全くかじられない不毛な時間ばかりが過ぎていました。以前はそんな夜でも朝まで釣ったりしていましたが、最近では3-4時間ほどで見切りをつけられる能力を獲得しました。これを進歩と捉えるか、あるいは、単なる意欲の減退なのか、難しい問題点です。なぜなら、釣りには一発逆転のドラマが訪れることが稀ではなく、その瞬間を捉えるためには、落ち込みがちな気持ちを奮い立たせ、より長い時間、よりまめに、釣りに集中することが重要だからです。

図1:寒チヌ42Cm

図2:マダイ42Cm

4月になってからも天候の巡りあわせが、相変わらず不良であり、夜釣りは完全に無理で、やっと中旬の午前中に雨天の合間をついて、私がキスマンションと称する場所に、避寒地から何割ほどの住人がマンションに帰還しているかの釣査に行くことができました。3時間で28匹の釣果でしたので、マンションへの住人の帰還率は5割程度と思われました。水温が安定してくる5月中旬以降は投げればあたる、うほほの状態へとなりそうです。

 

そろそろお会いできそうですー夢の中で私にささやきかけたのは、チヌさんでした。その蠱惑的な声に答えるため、4月下旬に私は池島の堤防に立ちました。潮は大潮で、眼前で複雑な潮流が渦巻いています。潮周りは大潮で、潮があまりにも速いと魚も一生懸命に泳ぐため、流れが緩む20時前後と翌朝の午前3時30分前後が勝負の時間帯と思われました。4本の竿を広角に投げ分け、当りを待ちます。珍しく予想通りに19時から20時にかけて、4匹のチヌ:42Cm-51Cmを釣り上げることができました。写真3は最大サイズの51Cmのチヌです。

写真3:乗っ込みチヌ51Cm

 

これは明朝までに10匹は釣っちゃうね、ついでにマダイも欲しいところやねーそんな内心の不遜な思いが海の怒りに触れたのか、20時以降は全く当りが途絶えてしまいました。エサ取りもおらず、海の中は冬の気配がまだ濃厚なようでした。さらに、外気温17℃でしたが、風が強くて、どんどん寒くなってきました。23時頃は寒さのために手が震えて、針への餌付けにも困難を覚えるようになりました。これは発熱前の悪寒かも、車に戻って安静臥床や、というわけで、そそくさと車に戻り、車内温度を28℃に設定して、暖をとりました。ちなみに体温は36,2℃で、病気ではなく、単に寒かっただけと結論しました。

 

午前4時、釣りを再開。目出し帽を被った処、寒さはかなり軽減できました。顔面からもかなり熱は奪われることを学びました。夜明け直後に2発のいい当たりがありましたが、海の怒りはまだ解けていなかったため、もちろん針かかりは得られませんでした。今回のチヌはすべて白子または真子でおなかが見事に膨隆しており、おそらくあと2週間以内に産卵を迎えるのでは?、と思われました。よって、この間にもう一勝負したいところです。

 

チヌはすべてまずまずのサイズであったため、あと1週間、YouTube動画などを参考にして、さまざまなチヌ料理を妻に作成してもらう予定です。

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