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中型魚乱舞の島で

[2024.05.14]

みなさんのゴールデンウイークはいかかでしたか?私は半夜で大島の護岸に釣りに行きましたが、チヌ38Cmのみという不完全燃焼の結果で終わりました。さらにキスマンションにも行ったのですが、キスも遠方に旅行に行っているようで、3時間で20匹ほどとふたたび挫折を味わいました。

 

早期にこの悪い流れを断ち切らなければ、という思いで、長崎新聞の金曜日の釣りコーナーを見ると、なんと大型の真鯛の写真がたくさん掲載されているではありませんか。“私も仲間入りしなければ”、とうわけで、フェリー“かしま”に揺られ、池島の堤防に到着しました。堤防には撒き餌があちらこちらに散在していて、いったん釣り場に入ったら、少なくとも現状復帰はしてほしいな、とぶつぶつ。

 

夕まずめ、ヘダイ35Cmに続いて、その30分後に42Cmのマダイ(写真1)。“会いたかったよ”、といいながら速攻で締めました。その後、イサキ25Cmがきて、22時頃に32Cmのイサキ(写真2)。イサキはもう1匹釣って、投げ釣りでは普通は釣れない魚なので、池島の海の豊饒さを物語っています。

写真1:マダイ42Cm

 

写真2:イサキ32Cm

22時30分頃にこの日、一番のドラマ。竿が吹っ飛びそうになり、慌てて合わせを入れると重量感たっぷりの手ごたえ。さらに底に底に突っ込もうとする動きは、私の親友、コロダイ?だとしたら65Cm以上?力勝負でやっと浮いてきましたが、海面のばしゃばしゃ音がコロダイにしては大きすぎて、うん?と思って海面にライトをあてると、幅広い波打つ黒褐色の魚体、彼は異星人エイでした。ほう、あなたでしたか、お元気で何よりです、と落胆しながら、タモ入れを試みましたが、大きすぎてなかなか網に入りません。大型魚を掬う時は魚に引っ張られて、あるいはタモ網を上げるときにバランスを崩して、落水の危険があるため、慎重にも慎重な対応が必要です。しかしながら、魚体が大きすぎて、なかなか70Cmの網に入らず、5分以上をかけて、やっと陸上にあげたエイはタモ枠いっぱいでした(写真3)。

 

午前0時頃にチヌ42Cm。通常ならもう食材としては十分すぎるので帰途につくところですが、島に渡っているため、釣り続けるか、仮眠をとるかの選択しかなく、怖い時刻に近づいてきたので、寝ることにしました。午前4時に起床。続けさまにチヌ、マダイ(46Cm)、またチヌ(写真4)。さらに日の出直後にイラ38Cm(写真5)。イラは頭でっかちで、容姿はいまひとつですが、実は湯引きではかなり美味です。魚はみかけによらないのです。

写真4:チヌとマダイ46Cm

写真5:イラ38Cm

今回は大型魚こそ得られませんでしたが、魚のあたりが多く、愉しい夜になりました。写真6は堤防の付け根付近から対岸を望む風景です。

写真6:堤防付け根付近より

 

夕食は妻の新作、釣り魚と新鮮トマトのオーブン焼きでした(写真7)。ごはんに魚のうま味が吸収されていて、大変、美味でした。これも釣り人の特権かもしれません。

写真7:釣り魚と新鮮トマトのオーブン焼き

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