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初めての訪問診療

[2019.07.29]

師長さんと事務員さんと一緒に、初めての訪問診療に行ってきました。訪問診療とは、通院が困難な患者さんに対して、あらかじめ計画して行う定期的な患者さん宅への訪問と診療です。その目的のひとつは、患者さんの円滑な日常生活を医療の面からサポートすることであり、もうひとつは病状の変化に対して、迅速に対応することだと考えています。一方、往診は、急な病状の変化などにより、患者さんやご家族の求めにより行う臨時のご自宅への訪問と診療です。

 

今回の訪問は住宅型老人ホームに住んでいるご夫婦でした。出発時は車の中は熱波のためにサウナ状態で、10年以上乗っている車のために冷房の効きも悪く、汗だくで到着しました。ご夫婦ともに食欲は旺盛で、会話も活発で、病状的には安定しておられました。おふたりの関係性には、昔ながらの夫唱婦随といった趣きもあって、ほほえましく思いました。

 

長崎市は高齢化がすすみ、坂や階段が多いなどのご高齢の方にとって厳しい住居環境もあるため、訪問診療はますます重要性を増していくことは確実です。今回の訪問を初めの一歩として、訪問診療をクリニックの柱の一つとして育てていきたい、と私は考えています。

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