メニュー

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が増加傾向です。

[2025.08.17]

当院において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者さんが増加傾向です。8月16日と17日に発熱または上気道炎の症状(咳、喉の痛みなど)を認めた8人の患者さんにコロナウイルスの抗原検査を施行した処、6名の方に陽性所見を認めました(陽性率:75%)。さらに、同居の御家族がCOVID-19で、みなし陽性と判断した患者さんも3人、おられました。

 

当院だけのことかな、と思って、長崎市のHP(感染症発生動向情報(新型コロナウイルス感染症の報告数が増加しています) - 長崎市ウェブサイト(感染症対策室))を確認したところ、8月4日より10日の間の定点医療機関あたりの報告数:7.27件で、少なくとも7月21日以降は増加傾向を示しています。さらに、NHKのHPを参照したところ(新型コロナウイルス 都道府県別の感染者数・感染者マップ・「定点把握」の感染状況データ|NHK特設サイト)、COVID-19は冬と盛夏より秋口にかけての二つの流行のピークがあることが、グラフから読み取れます(図1参照)。

図1

 

当院で2日間での感染者が9名おられたこと、抗原検査での陽性率の高さ(75%)は長崎市内でのCOVID-19の広がりの反映と考えられます。COVID-19は軽症化してきたとはいえ、ご高齢の方や基礎疾患がある方(糖尿病、心血管疾患、呼吸器疾患など)に関しては、まだ油断のならない感染症と考えます。お盆という感染を増加させる要因もあったことから、発熱、上気道炎の症状がある方は医療機関を早めに受診した方がいいでしょう。その結果として早期に治療を受けられるという利点はもちろんですが、他の人(特に感染弱者)にうつさないようにすることも極めて重要と考えるためです。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME