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院長ブログ

今年、実行したいこと(2022.01.03更新)

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

 

私たちのクリニックに定期的に通院する患者さんは、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病、および心臓病の方々が殆どです。心臓病を起こす根底には、しばしば生活習慣病≒危険因子があります。生活習慣病を適切にコントロールするために、ガイドラインが定めた治療の目標値(降圧目標値など)があります。目標値は何のための目標値なのでしょうか?端的にいえば、生活習慣病による重篤な脳、心、腎の合併症(脳卒中、心筋梗塞など)の発生を少なくするための目標値です。

 

一方、目標値を達成するためには、薬物治療を強化していくだけでいいのか、というとそういうわけでもありません。薬物治療の開始、および薬の用量や種類を増やすことに関して、難色を示す人は少なくありません。患者さん自身が病気と治療の必要性を理解して頂くことが、治療を未来へとつなげていくための極めて重要ポイントと私は思います。内服している薬のそれぞれの効果、使用目的も知ることが大切でしょう。患者さんに病気のことを理解して頂くために、努力と工夫を惜しまないようにしたい、と思います。内輪の話しで恐縮ですが、例えば治療をたびたび自己中断して心不全による入院を繰り返す人に対して、あの人は病識がない、などという表現を耳にすることがありました。”病識がない”という表現、それは、患者さんに対する説明能力の不足を自ら告白しているにすぎない、と私などは思います。

 

外来での説明にさける時間は限られているため、患者さんが得心できない説明に終わっている場合もあるかと思います。そのため、今年からは役割分担でいこうと思っています。私は病気や治療に関する概略を説明し、薬物治療と並ぶもう一つの柱である食事、生活上の注意点、運動などに関しては、看護師さんに説明をお願いしたいと思っています。実際、昨年の12月より実践していますが、患者さんと看護師の双方で対話のような形で進行していくため、いいことだな、と思っています。

 

最後に皆様の新しい1年がよき1年になりますように。

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